入社式の思い出とそこから得たもの。

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本日、入社式を迎えて晴れて新社会人を迎えられた皆様、本当におめでとうございます!

気付けば、僕自身が入社式を迎えたのは今からもう13年前の事です。

今だから言えますが…

「僕は社会人になりたくない!」

ってずっと思ってました。

美容学校に残るという選択肢

後に思わぬ形で実現することになるのですが、出身校である美容学校の教員にならないかとオファーを受けていました。

割と早い段階から、オファーは貰っていたのですが、入りたくて仕方がなかったサロンの内定を頂いていたので断わっていたのですが、いざ卒業が間近に迫ると教員になって学校に残りたい気持ちが強くなっていたんです。

理由は…

  • 社会人となる上での漠然とした不安
  • 環境の変化に対応できるかの不安

といったところですね。

ぬるま湯と呼べるほど甘い環境ではなかったですが、居心地の良い湯の中に浸かり切ってそこから出たくなかったんですね。

ただ、時間は無情に過ぎて入社式を迎えます。

この入社式は一生忘れられない入社式となりました。


記憶に残る入社式

当時、小田原にある美容室で働くことになっていた僕は、入社式の為に本社がある原宿に朝から出向いていました。

面接、研修を含め行き慣れた場所だったので1時間前に着いた僕は本社で式の開始を待っていました。

そして、式の開始時間。

「一人来ねぇぇぇ…ww」

しかも、同じ店舗に配属が決まっていたスタッフです。

何回連絡しても電話には出ません。

「一緒に来なかったの?」

先輩にチクっと言われます。

「すいません…」

僕は社会人として初めて「連帯責任」を学びます。

開始時間を過ぎた頃、ようやく電話が繋がります。

「今、起きました…これから新幹線で向かいます!」

いや、新幹線で来ても間に合わないからww

てか新幹線ねぇーから!

社会人になってからの遅刻は新幹線使うんだ…と学びました。

そして式がスタートします。

10人の新入社員がそれぞれ辞令を頂き、

「あー、これで社会人かぁ…」

身が引き締まる思いとこれからの不安が交錯して複雑な思いでいると、一人様子がおかしいことに気付きます。

明らかに尋常じゃない顔色の悪さです。

「緊張してるのかなぁ…」

なんて思っていたのですが…

社長の講話に聞き入っているときに事件は起きます。

顔色が悪かったスタッフが机に突っ伏しています。

異変に気付いた社長が声をかけるも反応は無し。

意識を失っていましたww

呼びかけにも応じず、スタッフに担がれて会場からフェードアウトしてそのまま救急車に運ばれていきました。

後から知った事ですが、高熱を出して体調が悪かったのに無理をして出席していたようです。

幸いにも大事には至りませんでしたが、相当強烈なインパクトを残す事件でした。

そして、そんなバタバタの後に遅刻してたスタッフはようやく到着。

「遅ぇーよ!てか今かよww」

何にせよ、たくさんの事を学んだ入社式でした。

「社会人になるって怖ぇぇぇ…ww」


入社式が残したもの

いろんな思いがありましたが、この一連のトラブルがあった入社式を通して、

「美容師、社会人をちゃんとやってみよう。」

と思えた事は事実です。

遅刻した同期がいた事で、「この仲間と力を合わせて二度とこういう事がないようにしよう!」って思えました。

倒れたスタッフがいた事で、「体調がすこぶる悪くても入社式に出たいと思える会社に入れたんだ!」と思えたり、その根性に「負けてられない!」と決意できました。

そんな僕自身もこの入社式のトラブルに負けず劣らずのトラブルを何度も起こしています。

そんな時に、今度は僕が仲間の温かい優しさに助けられました。

本当に感謝しかありません。
僕は一人で社会という大海に出たわけではありませんでした。

入社式前は、まるで一人で社会人になるかのように思えて不安を感じていましたが、こんなトラブルを起こしてしまう愛しい仲間達と一緒に大海を泳ぐんです。

隣を見れば励まし合いながら、切磋琢磨する同期がいて、前には引っ張ってくれる先輩がいて、一年後には追い上げてくる後輩も出現します。

社会に出て迷うことは何一つありません。

良いことばかりではないし、泣きたくなるほど辛くなったり、休息が必要になる時もあります。

そんなときに手を差し伸べてくれる人も、安らぎになってくれる人も必ず現れます。

そして、自分も誰かにとってのそんな存在になり得るんです。
僕は入社後、約4年で新卒で入社したサロンを辞めて一度リタイアしてしまったのですが、この社会人としての基礎を築いた入社式からの数年は僕の人生で最も濃密な時間でした。

そんな人生の基盤となる大事な時間を過ごす場所に同じ会社を選んでくれたなら、あの時の気持ちと同じように手を差し伸べて、引っ張って導いていきたいと思っています。

僕ももっと力強く、この海を泳ぐことを改めて約束します。

みんな、がんばりましょう!


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